回顧2013〜アート編〜

 
 
 

今年も残りあと数日となりました。
そして、今日から年末のお休みに入りましたので、
がんがんブログ更新していくつもりです。(暇人乙…)
さて、2013年回顧シリーズということで、第1弾はアートをテーマに
今年行って良かった美術展を振り返ってみたいと思います。

第5位 彫刻家・高村光太郎展 @碧南市藤井達吉現代美術館
(会期)11月1日(金)~12月15日(日)


巡回展ですが、県内にやってきたので見逃せないと思い行きました。
高村光太郎といえば詩人としても知られていますが、仏師高村光雲
父にもつ彫刻家でもあります。ごつごつと無骨でありながら艶があり、
まるで生きているかのような立体的な高村の彫刻作品に魅了されました。
父から受け継いだ伝統と、西洋の彫刻技術を学んで父を超えようとする
試行錯誤の過程が伝わってくる展示でした。
また、ロダンをはじめ高村が影響を受けた作家が一緒に展示されており、
比較しながら観るのも面白かったです。

第4位 プーシキン美術館展 @愛知県美術館
(会期)2013年4月26日(金)~6月23日(日)

こちらも巡回展です。古典主義、ロココ、自然主義印象派キュビズム・・・
美術の系譜に沿ってその時代の表現の特色が分かる展示でした。
いわゆる名画もたくさんありましたが(さすが貴族のコレクション)、
フランスらしい華やかな作品が多い印象でした。

第3位 ルーヴル美術館展 地中海 四千年のものがたり @東京都美術館
(会期)7月20日(土)~9月23日(月)

平日の朝一番に行ったのですが、それでもとにかく混んでました。
予定が詰まっていたこともあって、ゆっくり観られなかったのが残念です。
(でもそんな中、行けて良かった!!!)
ルーブル美術館の膨大なコレクションから「地中海」をテーマにした展示です。
さまざまな民族の交易と戦争が起こった地中海を舞台に、
歴史・地域を超えてあらゆるジャンルの作品が並ぶスケールの大きな展覧会でした。
日本初公開となる狩りの女神アルテミス像(通称「ギャビーのディアナ」)が
ため息がでるほど美しすぎました。

うさぎを追いかけている内に奇妙な世界に巻き込まれていく『不思議の国のアリス』に
なぞらえて、来場者がワンダーランドに誘われるような体験型の展示でした。
複雑に入り組んだ世界で、膨大な情報が与えられるけれど「私」の認識が追いつかず
手に負えない。このような感覚を誰もが抱いたことがあると思います。
この企画では、デザイン・アートを通して世界に触れる方法を模索することをテーマに
感覚と知性、その両者を結ぶ想像力によって「私」が「世界」を認識する
可能性について、わくわくしながら探ることができました。

第1位 瀬戸内国際芸術祭2013「アートと島を巡る瀬戸内海の四季」
@瀬戸内海の島々(会期)春、夏、秋 合計108日間
今年の夏は行きたかった瀬戸内芸術祭に行けました!
1日かけて小豆島、犬島の2カ所を回りました。
小豆島では、真夏の日差しと瀬戸内海の潮風を受けながら電動自転車で巡りました。
所々にある島の休憩所でおじい、おばあとたくさんお話しできたのもいい思い出です。
犬島は、昔銅の精錬が行われていた島で、廃墟となったレンガ立ての精錬所が
美術館となっており、見学してきました。
また、島の日常風景にアートが溶け込んだ「家プロジェクト」も素敵でした。
全体として、ゆったりとした島の時間に身を任せながら、
ゆとりをもって鑑賞することができ、大満足でした。