ものづくりの新時代
最近熱くさせられたのが、電動車いす「WHILL」です。
WHILL
近未来的でかっこいいデザインが目を引くこの車いす、ハンドルを少し傾けるだけで動かすことができるそうです。単なる実用性だけでなく、乗っていて思わず楽しくなりそうですよね。
この製品をつくったのは普段は企業に勤める若き技術者たちです。昼間フツーに会社に行き、退社後に小さなアパートに集まって制作が始まります。
PCで設計した一つ一つの部品を機械で手作りしたり、プログラムを書いたり、それぞれの専門分野を生かします。
企業にいると必ずしも自分のやりたいプロジェクトに携われるとは限りません。つくりたいものを作る、やりたいことに打ち込む姿はイキイキとしています。
制作には莫大な費用がかかりますが、応援したいというひとがパトロンとなり、寄付によってまかなわれたそうです。
大量生産から少量・多様生産へ。
企業ブランドへの依存から、共感を呼ぶものづくりへ。
第3次産業革命が起こるか?なんてささやかれていますが、
人々のニーズも情報の流通も変化しているいま、
時代におくれ気味なものづくりも
転換が迫られているように感じます。
「WHILL」のようなプロジェクトが
単なるサブカルチャーで終わらずに、これからあちこちで起こってほしいです。
そして、そんな夢のあるわくわくするプロジェクトを応援したいです。