対話ってなかなかいいもんだ
またまた久しぶりの更新になってしまいました。
今日は、地域のさまざまな人が集って
お互いの考えを語り合い、聴き合うという趣旨のイベントに参加してきました。
ただでさえ口下手な私が、丸一日しゃべり尽くしてぐったりですが、
すごく刺激的で面白かったです。
語り合うといっても、年代も価値観も異なる人が始めて顔を合わせて
おしゃべりしましょうというのはものすごくハードルの高いことですよね。
それこそ、議論がはじまってヒートアップし、言い合いになってしまう
なんてことも起こりかねません。
それを防ぐために、この場では対話のルールを共有しています。
否定をしない、相手の想いを受け止める、沈黙も受け入れる、一人で話しすぎない・・・など
とってもゆる~いルールですが、それがあることによって
知らない者同士でもお互いが気持ちよく話せるのだと思いました。
この対話というのは、会話とは少し性質が違います。
「会話」というとたわいもないおしゃべりだったり、意思疎通の手段だったりします。
一方、今回参加したのは「対話」する場ということで
自分の想いを語り、相手の想いを聴くということを参加者が意識しています。
これも一種の手法ではありますが、会話が苦手な人でも
対話なら考えが伝えられるということも多いです。
今回参加してみて、対話のココが良い!と思ったことを
3点ほど挙げてみました。
1.情報はゆるいつながりから入ってくる
普段、知り合い同士で話していると、お互いの共通の話題が固まってきて
外の情報を得ることが、少なくなってきます。
こういう知らない人がいる場所に出向いてゆるいつながりを作っておくと、
その人達から新しい観点で、面白い情報をたくさんもらえます。
2.相手の考えから、触発されて新しい考えが生まれる
相手の話を聴いていたら、いい刺激を受けて、
新しいことが浮かんでくるという経験は誰にもあると思います。
自分の経験の中で似たようなことが頭に浮かんだり、
共感できるなとか、自分だったらこう考えるなとか
一人で考えるよりも格段に思考が広がり、さらに深まります。
3.知ると意識が変わる
例えば、まちの歴史のこと、環境問題のこと、地域の課題のこと
恥ずかしながら私は普段の生活でほとんど意識することなく
過ごしています。ただ少しでも知るきっかけがあれば、
意識のアンテナが高くなり、もっと知ろうとします。
ひいては人間的により豊かになっていくと思います。
そんなこんなで、いつもとはちょっと趣の違うおしゃべりに満足した一日でした。
「対話」がはじまるとき―互いの信頼を生み出す 12の問いかけ
- 作者: マーガレット・J・ウィートリー,浦谷計子
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